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2013.04.25 (Thu)

サクラサク、いざ愛でん ビールとともに! クロスターブロイ・マッラースドルフ・ヘレス

おばんでございます


酷寒の冬を抜け、本当に本当にやっとこさ
暖かい日が続く様になってきました


BR-Sakura.jpg
M.T.さん

仕事場の中庭にある桜も、満開!


そんな美しい桜を見ながら

「正味1~2週間しか咲かない桜はもったいない
だから俺は桜を自分の家の庭に植えないんだフン」


…と言っている同僚もいましたが
(このドイツ人め…


桜の持つ、ワビサビというかもののあはれというか
いとしさとせつなさと心強さと

みたいなものを説明してみましたが、イマイチ共感を得られず

また来年、頑張ります・・・



さて。

その「桜にイマイチ共感しない」ドイツ人同僚

先日のコンサートが終わった後「車で送ってやろうか」と言ってくれて

彼の家はミュンヘンからちょっと離れていて、そのちょうど中間位に
僕たちの家があるので、ナイスオファーだったんですが。
(彼の家にお邪魔した時の事は以前ブログでも取り上げましたね)


家の前まで送ってもらって、降りるとおもむろにトランクを開ける彼。


「これをTaroにやろう」


DSC_0490.jpg


。。。(゚Д゚)


その名も
「1ダースのビール 1 Dutzend Bier」


DSC_0492.jpg

もう、見た事も聞いた事もないビールでいっぱい!


…てか、それなりにビールを飲んできたつもりでいましたが
この12の銘柄、
1つも知りませんでした(´・ω・`) ショボーン



ビックリしてお礼も言えないでいる僕に



「このケースはそのうち返してな

そしたらまた別のを12個詰めてあげるから


うーん、ヴォルフガングナイスガイ(´A`)



「サクラサク」の価値観が必ずしも通用しなくても
ビールの価値観は世界普遍です


いい同僚を持って、本当に幸せです・・・



なので今日はもちろんそこから1つをご紹介します!


で、今日のビールです。

クロスターブロイ・マッラースドルフ・ヘレス
Klosterbraeu Mallersdorf Helles

ビール研究所研究員W.K.氏より寄贈

DSC_0493.jpg

マッラースドルフ・修道院醸造所の創業は1623年。
ミュンヘンから北東に80キロほど離れた所にあります。

年間の醸造量はわずか3000ヘクトリットル、
これはまさに「知る人ぞ知る」醸造所の一つだと思います…


…ってこの国(特にこの『州』、バイエルン)
「知る人ぞ」な醸造所がありすぎる気がしないでもないです(笑)


DSC_0494.jpg

↑ビンは風情豊かなビューゲルフラッシェ(指で押して開栓するタイプ)
シスターのおばちゃんがめっちゃ笑っているラベルで
封がされています


DSC_0496.jpg


スタイル Gattung: ヘレス Helles

原材料 Zutaten: 大麦麦芽、ホップ Gerstenmalz, Hopfen

アルコール度数 Alkoholgehalt: 5,0%

色 Farbe: 黄色~黄金色 Gelb-Gelbgold

香り Duft: とてもホッピー。Sehr hopfig

味・ボディ Geschmack und Koerper:
マイルドな味わい、少し甘さがありますが苦味とは良バランス。
以前ご紹介したケラービーアにも近いかもしれません。
後味はとってもホッピー+ちょっと甘い麦の香り。美味!
Mildes Geschmack. Leicht suess aber sehr gut ausbalanciert
mit Bitterkeit. Etwa aehnlich wie Kellerbier.
Hopfiger und leicht malziger Abgang. Sehr gutes Bier.


               |↑軽い(キレ)Leicht
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               |↓重い(コク)Koerperreich





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2013.04.15 (Mon)

バンベルク便り:その2――世界でもっともビールな地域から――

おばんでございます

前回の更新では、バイエルン州北部、バンベルクという街から
ビール便りをお届けしました


DSC_0457.jpg

前回貼り忘れた、バンベルク市街の写真です。
さすが世界遺産・・・


その滞在も終盤に差し掛かった木曜日夕方、
今週末はフリーだったのもあって

週末はどうビールを飲んで過ごそうか

などと考えていたのですが


テノール同僚エンドリューが、ホテルのロビーで会うや否や

「Taroはモーツァルトのハ短調ミサ、知ってる?」
答え:「はい」

「ソロ歌ったことある?」
答え:「いいえ」

「でも曲は知ってるんだよね?」
答え:「はい」

「譜読み早い方だよね?」
答え:「まぁ・・・」

「昨日から喉の調子が良くないんだけどさ…


…今週末コンサートなんだけど。



楽譜を受け取った次の日にリハーサル、その次の日コンサート
…というトンデモな事をやってきました(゚Д゚)

DSC_0480.jpg


場所はミュンヘン中心街から西に少し行った所の教会。

プログラムやポスターの「名前差し替え」は間に合うはずもなく
その変更は仕方なく手書きで、でも


Haar Plakarte

「タキ・タカギ」さんというテノール歌手が
どうやら出演する事になってました


「TはテオドーラのTで、AはアントンのAで・・・」

・・・って電話で一生懸命説明したので、指揮者には伝わったものの
事務方に伝達される中で色々変化したみたいです


DSC_0477.jpg

こっちは「タコ・タカギ」さん。


これだとむしろ、
苗字のTakagiが無傷で伝達されていった事がほぼ奇跡ですよね



…とまぁ、そんなこんなで(どんな?)大破綻もなく、なんとか演奏会を
乗り切ってきたのをいい記念に、バンベルクで満喫してきた物の中から
ビールをご紹介したいと思います


で、今日のビールです。

シュペツィアール・ラウホビーア・フォム・ファス
Spezial Rauchbier vom Fass

ホテル隣接のレストランで3,1ユーロ(≒400円)也


DSC_0461.jpg

1536年創業のシュペツィアール醸造所。年間醸造量は6000ヘクトリットルと
決して多くはなく、バンベルク周辺のみで消費されているブランドです。

バンベルクの特産品が、燻製した麦芽を使用する
「ラウホビーアRauchbier(煙ビール)」!

ラウホビーアに関しては、ずいぶん昔に一度ご紹介しましたが…


ふむ、読み返してみると「かつおぶし」とか書いてますね

どんなもんだか、味わってみましょう・・・

DSC_0450.jpg


ちょっと淡めのコーラ色、ですかね。
「煙ビール」ながら、煙の香りはやや少なめで
燻製したシャケの様な香りがします。炭酸がやや強めですが
マイルドな味わい、そして後味がとても強いです…もちろん煙

Ungefaehr Cola-Farbe. Selbst "Rauch-Duft" ist nicht so viel,
obwohl das "Rauchbier" heisst. Duft nach geraeucherte Lachs.
Spritzig aber im Mund mild, und ganz intensiver Abgang,
natuerlich vom Rauch. Mittelschwerer Koerper.

友人・同僚をはじめ「ラウホビーアは苦手…」という人が沢山いますが
ここのラウホビーアなら、かなり燻製感(?)は抑えてあるので
飲みやすいかもしれませんね。これもまたバンベルクのオススメです



               |↑軽い(キレ)Leicht
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 ←辛口 Herb                   甘口 Suess→
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2013.04.10 (Wed)

バンベルク便り―世界で一番ビールな地方から―

おばんでございます


今お仕事でドイツ中部の街バンベルクBambergに来ています。


bamberg.gif



バンベルクという街はミュンヘンと同じバイエルン州にあるんですが
旧東ドイツのテューリンゲン州やザクセン州、またチェコとの国境にも近く
そこいらの特色が建物や文化に色濃く現れています

5798-1.jpg

世界遺産の旧市街。
なんでもバンベルクは先の2次大戦で空襲を免れた数少ない街だそうで
中世の様な街並みが未だに残っている、とても美しい街です


そんなバンベルクがあるここフランケン地方(バイエルン州北部一帯)は

ビール天国(´A`)

…なんです。


以前フランケン地方のビールについて
このブログでもご紹介しました


バンベルクだけでも9つの醸造所があって、ここフランケン地方には
340の醸造所があるそうです


340って(´・ω・`) ポカーンですよね



先日稽古終わりに行った居酒屋にも、沢山のビールが!

いつもの様にビールを注文、写真を撮って、メモしていると
周りの同僚が興味シンシン


「いやだからコレは僕の趣味でビールブログを云々・・・」


…と説明すると
アレも飲めコレも飲めのビール攻撃(゚д゚)ウマー

なので今日は、複数の銘柄を駆け足でご紹介します


で、今日のビールです。

フッペンドルファー・フォルビーア
Huppendorfer Vollbier


huppendorfer.jpg

バンベルクの東15キロ程度の所にある、小さな醸造所です。
創業は1750年。フォルビーアVollbierと銘打っていますが
実際はドゥンケルスDunkelsといった感じ。

コハク色の美しい色、香りはあまり強くなくカラメル・スモーキー香が少し、
とても辛口ながら、麦の味もしっかりとします。ライトミドルボディ。


メンヒスアムバッハー・エクスポート
Moenchsambacher Export


DSC_0451.jpg

1808年創業のツェーエントナーZehendner醸造所のビールです。
醸造所はこれまたバンベルクに西20キロ程度の所にある、
メンヒスアムバッハーという集落にあります。

エクスポートながら、サラっとした飲み口で
特筆すべきは「酵母入り」なことです。白ビールでもないのに
これは珍しい!やや辛口、でもマイルドで軽い飲み口です。
同行していたウィスキー好きの同僚曰く「ウィスキーのモルティング
(麦を発芽させる段階)の時の茹で汁に似ている!」と言っていましたが…


メンヒスアムバッハー・ヴァイスビーア
Moenchsambacher Weissbier


DSC_0453.jpg


今ご紹介したビールと同じ醸造所の、白ビールバージョンです。
今回のめっけものが、コレでした!(゚д゚)ウマー

とてもとても興味深い味わいです。バナナでもない、かといって
桃でもない、シトラス系の様な、アプリコットの様な香り。
甘さと辛さのバランス、そして重さのバランスも素晴らしい!

皆さんがこの地方を旅される事がもしあったら、心から!オススメです


それにしてもこのバンベルクという街、レストランや居酒屋の
ウェイター・ウェイトレスの感じが良いのに驚かされます。

昨日行った店のおねーちゃんはメチャメチャビールに詳しくて
終わりがない程に色々教えてくれたし…

さらに特筆すべきが、レストランのお値打ち感。
ビールは殆どが2ユーロ台、ご飯も7~8ユーロからしっかりと。


みなさん、フランケン地方、本当にオススメですよ!






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2013.04.05 (Fri)

今こそ、飲むべし クロスター・シャイアン・ヘル

おばんでございます


先月末の怒涛のスケジュールをなんとか終え、お仕事の方が
イースター休暇に入りました


そしていいタイミングで到着した、奥さんの実家から送られてきた小包に
大量に入っていた僕の大好物たち。

DSC_0443.jpg


このへんを適宜ツマみつつ、ビールを飲みつつ、
疲れた身体にありがたい10連休です


またこの野郎10連休とか都合のイイ事ぬかしやがって・・・


・・・と仰りたい皆様の気持ちはよーーくお察ししますが
ドイツにはゴールデンウィークがありませんので
ちょっと早めのGWという事でご容赦頂ければ…


20100119-00001107-r25-001-2-view.jpg




で、ですね。

せっかくのお休みを満喫すべく(もちろんブログの記事にもすべく!)
まずは手始めにビール研究所研究員のお宅にお邪魔してきました

この、言わばビール飲み仲間の同僚。

彼はミュンヘンから50分ほど電車で行ったところにある所に住んでいて
けっこう頻繁に、お家へ招待してくれるんです


そして家に着くといつも
当然の如く積み上げられたビール・ケースが。。。

。。。あれ?今日はないなぁ、なんて思っていたら


「さぁTaro買いに行こうか」と。



車で近くのスーパーまで行って
「お前の知らない物を1ケース買ってやる。どれがいい」

そこで買ってきたビールを今日はご紹介します(笑)



で、今日のビールです。

クロスター・シャイアン・ヘル
Kloster Scheyern Hell

ビール研究所研究員W.K.氏より寄贈

DSC_0433.jpg

研究員W氏の息子(3男)セバスチャン。
本人たっての希望により掲載します

そして念のため、ビール瓶の写真も・・・

DSC_0431.jpg

シャイアン修道院は、ミュンヘンの北、インゴルシュタットとの
中間に位置する、1119年創業(!)の超・老舗醸造所です。


この銘柄は、ミュンヘン近郊ではほとんど見かける事がないんですが
ここいら(W氏の住んでいる街)のスーパーではガラっとビールの
ラインナップが変わって、知らない銘柄が沢山並んでいるから驚きです



この、シャイアン修道院醸造所。



シャイアン、と書いていてどうしても気になるのが







thumb_450_02_px450.jpg

「シ」と「ジ」の一文字違い。




この辺をどうやって面白おかしくドイツ人同僚に説明したものか、
頭を抱える今日この頃です・・・


DSC_0445.jpg


スタイル Gattung: ヘレス Helles

原材料 Zutaten:
大麦麦芽、ホップ Gerstenmalz, Hopfen

アルコール度数 Alkoholgehalt: 5,4%

色 Farbe: 黄金色 Goldfarbe

香り Duft:
非常にモルティ。正にパンの香りがします
Sehr sehr malzig. Riecht nach richtig Brot

味・ボディ Geschmack und Koerper:
やや甘口のミドルボディです。
ビールが「液体のパン」と呼ばれる由縁がよくわかりますね。
後味でホップが感じられ、いいアクセントになっています。
Suess, Mittelschwerer Koerper, schmeckt wirklich "brotig".
Man versteht, warum das Bier "fluessiges Brot" genannt wird.
Leicht hopfiger Abgang, das ist sehr guter Akzent.



               |↑軽い(キレ)Leicht
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 ←辛口 Herb                   甘口 Suess→
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               |↓重い(コク)Koerperreich


P.S.:ここのビール瓶のラベルに記されている
Nunc est bibendum
ヌンク・エスト・ビベンドゥム

のラテン語。

DSC_0446.jpg


日本語に訳すと
「今こそ、飲むべし」


今の流行に乗り遅れないためにも

「いつ飲むの?」



imadesyo.jpg


と付け加えておきます。。。







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